経緯
(前回までのあらすじ)
自宅のネットが劇的に遅くなった。接続方法を現在の「IPv4 PPPoE」から「IPv6 IPoE」へと変更するといいらしい。プロバイダに変更申請している間に、新しい接続方法に対応しているルーターを追加してみよう。ルーター変えただけなのになぜかネットが速くなった。
(今回、そのつづき)
プロバイダのぷららでは、マイページで変更申請後の状況が確認できます。「ぷららv6エクスプレス(IPoE方式接続)ご利用状況」というページ。定期的に確認していたら、内容が変わった。
開通状況 | IPoE対象接続先 | |
---|---|---|
ぷららv6エクスプレス | 開通済み | IPv4+IPv6 ← IPv6 |
ふむふむ。回線がNTTのフレッツ光のときから、IPv6の世界は味わえたが、対応できてるサイトやサービスは少ないため、接続するメリットはなかった。それが今回ぷらら光に変えたら、IPv4の世界をIPv6経由で使えるようになったってことかな。うん、そうに違いない。そう思うことにした。
ご利用状況 | |
---|---|
ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続 | ONに変更中 |
おや。。HGWでIPoE接続できるのか。。
たしかにぷららのサービス紹介ページには「2019年12月1日以降にぷらら光をお申し込み」のかたにはHGWで”自動的に” IPv4 over IPv6 接続になります。とはあったけど、もとからぷらら利用者だとダメだ、と勝手に思っていた。。ルーター買ったのに、要らなかったのか。。
結果
はい。結論から言うと、買ったルーター要りませんでした。「□回線をフレッツ光(NTTとの契約)からぷらら光(ぷららとの契約)に変更する」だけで良かったようです。
せっかくなので、上記状況で試した結果を残しておきます。まあ無事に当初の目的の「安定した速度でネット使えるようになる」は達成したので良しとしよう。。
<自宅の機器>
①RX-600MI(NTTレンタルHGW/ひかり電話ルーター)
②Synology MR2200ac
③NEC Aterm WG1200HS3
<試したパターン>
パターンA: ①→③(PPPoEルータモード)→② ⇒ 80~90Mbps
パターンB: ①→③(OCNバーチャルコネクトモード)→② ⇒ 一部のサイトしか使えない。ほぼネット不可。
パターンC: ①→→② ⇒ 60~70Mbps
うん。自宅の環境だとパターンAの「IPv4 PPPoE」での接続のほうが、パターンCの「IPv6 IPoE」より速かった。パターンAで使い続けようかとも考えたのですが、機器は少ないほうが管理が楽なのでやめました。
(作業時の備忘ログ)
・ぷらら側の設定が変更された後に、②の回線自動判定機能を使うと(PPPoEルータモード)が選ばれてしまう。
・①の再起動後に、②の回線自動判定機能を使うと(IPv4 over IPv6通信モードのうち、OCNバーチャルコネクトモード)が選ばれて、ホッとするものの、ネットサービスが軒並み使えない。
・パターンBは、ぷらら側の設定が変更されて間もなく実施したので、1週間近く経過した現在ならほぼネット不可状態は解消しているかもしれない。
こちらのサイトにBuffalo社ルータの例だけど原因かもしれない事象が載っていて、そこの解決法が「2~3日待て」だったから。
でも、もう機器構成シンプル > 多少速度アップ を選んだのでもうやらない。
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